心に響く会話力が身につく「4つのステップ」
会話のつもりが自分の説明をしているだけだった、そうならないために会話には「4つのステップ」があります。
いわゆる会話の起承転結です。
ステップ① 会話を始める
と聞こえてきそうですが、これが意外に難しい。というか二の足を踏む方が多いのでは?!相手に話しかけることって、なかなか勇気が必要です。私も知らない人にいきなり話しかけるなんて、どっきどきですよ。
婚活でもお見合いや婚活パーティーのトークタイムの始まりは、あいさつから始まります。
会話を始めるポイント① あいさつをきっかけにする
お見合いや婚活パーティーのとき、例えば「こんにちは、今日はありがとうございます。」などあいさつをします。このあいさつを少しだけ工夫します。それは、
例えばこんな感じです。
- 6月なのに真夏のような暑さですね。
- 久留米市は今日30度を超えるらしいですよ!
付け加える話題は何でもOKです。これならできそうですよね?!
会話を始めるポイント② 出来るだけ何回も相手の名前を呼ぶ
お見合いの時は事前に相手の名前(苗字)を教えてもらったり、婚活パーティーのときは参加者名簿で異性の名前を確認することができます。
相手のことを覚える・知るためにも、相手の名前はできるだけたくさん呼しましょう。例えば
最初のあいさつで名前を2回呼んでみました。違和感ないですよね。相手も名前を呼ばれると、自分に話しかけてくれていると意識して話を聞いてくれます。
会話を始めるポイント③ 自分のことより相手を知ることを優先させる
先ほどの名前をたくさん呼ぶこともそうですが、まずは自分のことより相手のことを知るようにしましょう。
結婚相談所の場合はある程度プロフィール上で情報が分かるので、事前にプロフィールをしっかりチェックしてプロフィール上のことを質問してもOKです。例えば
事前にプロフィールをしっかりチェックすることも、相手に興味を持つうえで大事な行動です。
会話を始めるポイント④ 笑顔(表情)を意識する
あいさつからの一連の流れも、笑顔があってこそ成り立ちます。想像してみてください。むすーっとした無表情で
『こんにちは。○○さん、今日はありがとうございます。6月なのに真夏のような暑さですね。○○さん、久留米市は今日30度を超えるらしいですよ!○○さん、ご出身はどちらですか?』
…って話し始められても嫌ですよね。この人怒ってんのかなー、話しにくいなー、早く終わりたいなーってなります。
では笑顔で話していることを想像して、
「こんにちは^^○○さん、今日はありがとうございます♪6月なのに真夏のような暑さですね。○○さん、久留米市は今日30度を超えるらしいですよ!○○さん、ご出身はどちらですか?」
相手が笑顔だとなんか話しやすそうー、緊張が和らぐー、もっと話したいーってなりますよね!
ステップ② 会話を広げて盛り上げる
話を広げるのって難しいって、思っちゃいますよね。話し相手が仲のいい友人だったら、1時間でも2時間でも自然と話ができると思います。お見合いや婚活パーティーで話す相手は、初対面です。しかもそこから交際につながるかもしれない相手ですよね。
仲のいい友人だけじゃなく、婚活で出会った相手でも話を広げて盛り上がれる力が「コミュ力」です!
会話を広げるポイント① 共通点があればラッキー
会話を始めたはいいけど、話が広がらなーい!では、どういう状況だと広げやすいですか。よく言われることが「共通点」を見つける。聞いたことありませんか。例えば
こんなように出身地が同じとか趣味が同じなど、共通点があると会話が広げやすく盛り上がることができます。私もそう思っていろいろ話を振りながら、相手との共通点を探していました。
でも、共通点ってなかなか見つからなーい!!
会話を広げるポイント② 相違点をきっかけに話を広げる!
婚活で初めて出会った相手と話を広げるためにどうすればいいのか、それは相違点を武器にするんです!自分と相手の相違点は、たくさんあるはずです。出身地や趣味、そして仕事のことなどなど。ではこの相違点をどういうように、会話を広げる武器にするのか。それは
例えば
こんな流れになったとします。あなたならどうしますか?!
■そっかー、そして沈黙^^;
この応対では話は広がらないですし盛り上がるわけがありません。ここで私はマンガを読む、ラフマリさんはマンガを読まないという相違点が見つかりました。この相違点から話を広げるきっかけにしてみましょう!
どうですか。まず表情、会話を始めるポイント④の笑顔で応対しましょう。そして会話を始めるポイント③の相手との相違点に興味を持って質問をする。この組み合わせで、話が広がり続いていきます。
相違点が見つかった時は、あなたが興味あるない関係なく興味を示す。自分が好きなことに対して、相手が興味を示してもらえたらうれしいですよね。
ステップ③ 聞き手になった時の応対
会話も一方的にどちらかが話してばかりだと、聞いているほうは疲れてしまいます。
会話はキャッチボールが基本です。お互いに話題を投げ合って成立します。では、あなたが聞き手になった時に、どう応対するかも大事ですよね。
聞き手になった時のポイント① 絶対否定しない
まず先ほど書いたように、自分とお相手は共通点よりも相違点のほうが多いということ。相違点が見つかったらそのことに興味を示すということは、つまり共感(肯定)するということです。
先ほどの例文で
自分はマンガが好き、だけど相手は小説が好きという相違点が出てきました。ここで先ほどの応対例は、
■「わぁ♪いいですね^^最近Bさんが読んだお勧めの小説教えてください^^」
『いいですね』で共感していますよね。そしてラフマリさんの小説に興味を示すという流れで話が広がりそうです。次にこういう応対だとどう感じますか。
■「小説は文字ばっかりで読む気がしないんです」
はい終了~…ですよね^^;
聞き手になった時のポイント② ネガティブなことは肯定しない
会話をしていると、たまにネガティブな話題になることもあります。そもそも婚活の場でネガティブな発言は、相手が受ける印象はマイナスなのでしないようにしましょう。
ただ自分は気を付けていても、相手からネガティブな発言があるかもしれません。例えば相手から次のようなことを言われました、
「最近仕事がきつくて毎日残業ばかりで嫌になるよ」
聞き手のあなたはどう応対しますか。
聞き手になった時のポイント①で相手のことは否定せず共感すると書きました。そうすると、
■「そうだよね~。自分も毎日仕事に追われてて大変だよ。その気持ちわかるわ~」
もうただ単に傷のなめ合いのような会話になってます。ネガティブなことに対して共感(肯定)すると、お互いにネガティブになってしまい会話が暗くなります。ではどうすればいいのか。
■「すごいですよ!○○さん、そんなに毎日頑張ってるんですね。それだけ頑張っていたら、絶対周りから認めてもらえますよ!」
ネガティブな発言に対して、共感も否定もしていません。が、発言を受け止めていると思いませんか。ちゃんと相手の言葉を受け止めて、そして励ます!ここなんです。ネガティブになっている気持ちを、応援してあげましょう!
ステップ④ また会いたいと思われる会話の終わり方
婚活を頑張っている皆さんがもっと会話力を向上させたい理由は、お見合いや婚活パーティーの限られた時間で自分自身をアピールして交際やマッチングにつなげたいからです。
そのためには、終わり方もとても重要です。お相手にまた会いたいと思ってもらえるような終わり方を意識しましょう!
また会いたいと思われる会話の終わり方のポイント①
結婚相談所のお見合いは、お互い交際希望の場合のみ結婚相談所の担当者を介してご連絡先を交換します。交際したいと思った相手と、交際につながりやすい会話の終わり方はどうするのかというと、
■「○○さん、今日は楽しかったです^^○○さんとまたお会いできることを楽しみにしています♪今日はありがとうございました!」
とシンプルに会いたい気持ちを伝えましょう。これがまた会いたいと思われる会話の終わらせ方の定石です。
このように伝えてお別れすれば、あなたが好印象を持ってくれているということが、お相手に分かりやすく伝わります。婚活は断られることに対して、とても恐怖を抱いている方は少なくありません。
「おそらく断られないだろう」という安心感があれば、相手もいい返事がしやすくなります。
また会いたいと思われる会話の終わり方のポイント②
先ほどの例文を基に、続いての「また会いたいと思われる会話の終わり方」のポイントですが、お見合いや婚活パーティーで会話した中で、印象に残っている話題を伝えるようにしましょう。
例えば、先ほどの例文に付け足すと
■「○○さん、今日は楽しかったです^^○○さんが教えてくれた小説面白そうなので、今度探して読んでみます。○○さんとまたお会いできることを楽しみにしています♪今日はありがとうございました!」
こんな感じです。
また会いたいと思われる会話の終わり方のポイント③
また会いたいと思われるように会話を終えるために、相手があなたに興味をもってもらえるかどうかも重要です。
婚活パーティーは、ある程度お話する時間は限られていますが、お見合いとなると1時間前後お話する時間があります。ここでポイントは長々と話過ぎず、腹八分目くらいで切り上げることです。
ただ単に50分くらいで切り上げるということではありません。ポイント①で書いたシンプルに会いたい気持ちを伝えることにプラスアルファします。ポイント②の例文に付け足してみると
■「○○さん、今日は楽しかったです^^○○さんが教えてくれた小説面白そうなので、今度探して読んでみます。○○さんが好きそうな小説がたくさん揃っているおしゃれなカフェがあるんです^^ぜひ一緒に行ってみたいです♪○○さんとまたお会いできることを楽しみにしています♪今日はありがとうございました!」
どうですか。お相手が小説好きであれば、「えっ?!そんなおしゃれなカフェがあるなら行ってみたい!」と思いますよね。
人間の心理でテレビなどCMに入る前に、「この後驚きの展開が?!」みたいな予告が流れると、えーめっちゃ気になる!と思ってテレビを見続けてしまうことと同じです。
全部話してしまうのではなく、相手が興味を持ちそうな情報を次回予告として言い残してから会話を終わらせましょう。